4大陸選手権 宮原、圧巻の初制覇 本郷3位、村上7位

【台北・共同】フィギュアスケートの4大陸選手権第3日は20日、台北で行われ、女子は宮原知子(さとこ)=大阪・関大高=が自己ベストを大きく更新する合計214・91点で初優勝した。ショートプログラム(SP)に続いてフリーも自己ベストを更新する142・43点でトップだった。

 長洲未来(米国)が合計193・86点で2位。SP4位の本郷理華(邦和スポーツランド)がフリー5位で、181・78点の3位に入った。SP2位の村上佳菜子(中京大)は、フリーで13位に沈み、7位だった。

 ペアの須藤澄玲(神奈川ク)フランシス・ブドローオデ(カナダ)組は合計145・33点で9位に終わった。隋文静、韓聡組(中国)がSP、フリーとも1位の221・91点で優勝した。

観衆「ため息」 自己最高214.91

 全日本選手権2連覇中の宮原が、年頭に掲げたテーマは「進化」だった。「少しずつでもいいので、上のレベルに進んでいきたい」。そう語っていた通り、過去2大会2位の大舞台で初優勝。SP、フリーとも首位と盤石の滑りで「ミスなくできてよかった。落ち着いてフリーができたことが一番の収穫」と満面に笑みを浮かべた。

 物憂げな表情で滑り始めた、リストの「ため息」。高難度の3連続ジャンプから始まる構成もミスなく決め、観客を演じる世界に引き込んだ。前回大会のフリーで転倒した後半の3回転ルッツも、柔らかな旋律に乗るように着氷させた。

 ジャンプの安定性向上を生んだのは、肉体改造だ。氷上での練習に加え、バレエにダンスと多忙を極める中で、専属トレーナーと地道にトレーニングに励む。その先にあるのは、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の習得。「2年後にはみんな跳んでくる。わたしも挑戦したい」と視線の先には平昌冬季五輪をしっかりと捉える。

 日本の女王から4大陸の女王と歩みを進めた。次に目指すは、世界選手権の頂点。新たな称号と自信を胸に、強豪ロシア勢が待ち構えるボストンの地へ乗り込む。【共同】

悔しい、でも立て直せた

 SP4位発進の本郷が大きなミスを序盤の一つにまとめ、2大会連続の表彰台をたぐり寄せた。演技後は「すごく悔しいけど、何とか立て直せてよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 SPでも回転不足を取られた、冒頭のフリップ−トーループの連続3回転ジャンプ。二つ目のジャンプで転倒。「何で失敗したのか。思いもよらなかった」という。それでも「ミスは重ねない」と気持ちを奮い立たせた。中盤以降は、跳ねるようにステップを踏んだ。

 追い求めるノーミスの演技は、世界選手権へ向けても課題となる。シニア2年目となり、国際試合の経験も積んだ19歳のスケーターは2度目の大舞台へ向け「しっかりと状態を立て直したい」と力を込めた。【共同】


 ▽女子

 (1)宮原知子(大阪・関大高)214・91点(ショートプログラム72・48、フリー142・43)(2)長洲未来(米国)193・86点(66・06、127・80)(3)本郷理華(邦和スポーツランド)181・78点(64・27、117・51)(7)村上佳菜子(中京大)175・12点(68・51、106・61)

 ▽ペア

 (1)隋文静、韓聡(中国)221・91点(ショートプログラム78・51、フリー143・40)(9)須藤澄玲(神奈川ク)フランシス・ブドローオデ(カナダ)145・33点(52・70、92・63)【共同】

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