羽生、まさかの転倒…世界選手権

フィギュアスケートの世界選手権第3日は1日、男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の羽生結弦(ANA)は184.61点、合計295.17点で2位に終わり、2014年大会以来の王座奪還はならなかった。

 SP2位のハビエル・フェルナンデス(スペイン)が3度の4回転ジャンプで高い評価を得るなどフリー216.41点、合計314.93点で逆転優勝。金博洋(中国)がフリー181.13点、合計270.99点で銅メダル。今月に大学へ進学するSP4位の宇野昌磨(中京大)は4回転での転倒もありフリー173.51点、合計264.25点で7位にとどまった。日本男子は来年大会の出場枠が3人に増えることが決まった。

須藤組は最下位

 ペアのSPでは、須藤澄玲(神奈川ク)フランシス・ブドローオデ(カナダ)組が38.50点で最下位の22位に終わり、上位16組による2日(日本時間3日)のフリーへの進出はならなかった。

重圧? ミス連発

 羽生らしくない演技だった。練習の時から「最高の結果を残したい。ワールドチャンピオンになる」と心に決め、リンクに立ったフリー。しかしジャンプのミスが重なり、満足に遠い内容になった。

 「SEIMEI」の曲に乗せ、笛と太鼓の音色で始まった演技。冒頭の4回転サルコウで着氷が乱れ、氷に手をついた。さらに中盤で再び挑んだ4回転サルコウも転倒。その後もトリプルアクセル(3回転半)からの連続ジャンプで流れが途切れるなど、勢いに乗れなかった。フリーの得点184・61点は、自身が昨年12月のグランプリファイナルで出した世界歴代最高の219・48点より34・87点も低く、フェルナンデスに逆転を許した。

 4連覇を果たした昨年末の全日本選手権のフリーで2度転倒し、「二度と同じ演技をしないようにしたい」と反省していたが、世界のタイトルがかかる大事な演技でミスを繰り返し、ライバルの追い上げを許した。

 勝つために最善を尽くしてきた。今大会では回避したが、4回転ループの練習も重ねてきた。「SEIMEI」の音との相性など細部まで考えた末「合わない」と判断したが、常に質の高い演技を追求する姿勢を貫いてきた。

 「勝って当たり前」と周囲から期待され、その重圧もある。それでも持ち前のタフなメンタルで戦ってきたが、常に完璧は難しい。羽生の歴代最高に迫る演技を披露したフェルナンデスらとの争いに終わりはない。

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