フィギュアスケートの世界国別対抗戦(20~22日、国立代々木競技場)の日本代表が5日、都内で発表され、男子は世界選手権を3年ぶりに制した羽生結弦(22=ANA)と初の表彰台となる2位だった宇野昌磨(19=中京大)の最強コンビが選出された。羽生は「日の本一(ひのもといち)の力を」と団結力での勝利を誓った。今大会はカナダ、ロシア、米国、中国、フランスと合わせた計6カ国で争われ、日本は3大会ぶりの世界一を目指す。

 会見では選手が抱負を記した国旗が紹介された。羽生が書き込んだ一言は「日の本一の力を」。昨年の大河ドラマ「真田丸」の主人公、真田幸村が「日の本一の兵(つわもの)」と呼ばれていたことにちなんで、あえて「日本」の間に「の」を入れて「真田幸村風にしました。日本の国旗を背負う気持ちが強い大会。日本開催だからこそ、みんなで力を出したい」と力強く語った。

日本チームの中心となるのは男子2選手だ。ここまで世界を舞台に競り合い、高め合ってきたが、今回はチームメートになる。羽生は今季急成長した宇野について「キューときましたね。汗が出るくらい重圧ありますよ。日本代表として誇りです」と良きライバルとして認め、「自分たちの演技に集中することで、団結力を出していきたい」と呼びかけた。宇野は「凄くうれしい言葉を頂きました。目標のユヅ君に少しでも近づけるように頑張りたい」とさらに意欲を高めた。

今大会は団体戦だが、個人の得点は公認される。世界選手権のフリーで世界歴代最高得点をマークした羽生は「ノーミスの演技を続けたい」と再びSP、フリーでの完璧な滑りを目指す。SP、フリーでともに自己ベストを更新した宇野も「世界選手権以上を目指したい」と貪欲だった。